早稲田『中華そば としおか』名店”べんてん”の遺伝子を持つラーメン

 
自家製中華そば としおか
早稲田 ラーメン

自家製中華そば としおか

高田馬場には、19年間営業を続け、2014年6月28日に惜しくも閉店された”べんてん”(現在は成増にて再開)という名のあるお店がありました。

閉店が告知されてからの二週間は全国各地から多くの「べんてん」好きが集まり、最後の数日は早朝から列ができ、6,7時間にも至る大行列でした。

そして最終日。
前日から徹夜で並ぶ方もおり、開店前でありながら午前6時すぎに完売(整理券による列の打ち切り)。
なんと最終的に130人ものお客さんが並んだそうです。

”東池袋大勝軒”の閉店に次ぐ伝説を残し、多くのラーメン好きに愛され、惜しまれながら閉店した”べんてん”

その約一年後、2015年5月18日。
”べんてん”の弟子さんが、”べんてん”の味を踏襲し、お一人で開いたのがこの『としおか』

自家製中華そば としおか

早稲田の弁天町という名の場所に店を構えたのは偶然なのかそうでないのか。

早稲田駅1番出口から徒歩5分ほど歩くと、そのお店が見えてきます。

カウンター8席の店内で、お一人で切り盛りされています。

まず初めての方が驚く点として、麺の量が多いということ。
店内に麺の量の張り紙がされていて、

並盛 250g
中盛 350g
大盛 650g
特盛 1000g
小盛 150g
※生麺の状態です。茹でると約1.5倍になります。

茹で上がりの量を挙げるラーメン屋が多い中、こちらは茹でる前の量です!
相当ボリュームがあるため、初めての方は並盛か小盛をオススメします。

自家製中華そば としおか”塩ラーメン”紹介

自家製中華そば としおか

そして、待ちに待ったラーメン。
つけ麺も非常に人気ですが、つけ麺に負けず人気のある塩ラーメン。

刻みネギ、針生姜、辛み。
そして提供前にこの上からかける、ジュワッという音のするアツアツのかけ油。
茶濁色のスープ。

まさに”べんてん”を思い出す風貌です。

自家製中華そば としおか

こちらの麺は、”べんてん”と同じく日清製粉の「特飛竜」という、佐野ラーメンでもよく使われる小麦粉で作られた自家製麺。

多加水のストレート太麺で、ツルツルとした滑らかな舌触りとモチモチとしたしなやかな歯応えが、抜群なまでの麺の美味しさを感じさせます。

この自家製麺は、店内に入って右手にある、”べんてん”から譲り受けた製麺機で作られているようです。

またスープも、大きな寸胴で、ある意味昔ながらの本炊きをしており、魚介系と豚や鶏ガラの動物系のバランスの良いダシが深い旨味を出しています。

さらに、そのダシの旨味に塩ダレと油がマッチした、まろやかでありながらも輪郭の保った濃厚な味です。

唯一無二の麺とスープ。
これこそ、他にはない、やみつきになる塩ラーメンとして今も変わらぬ人気を保っています。

”べんてん”の味、遺伝子を受け継ぎつつも、さらなる進化を続ける「としおか」。

”べんてん”が復活した今、このような本格的なラーメンを作るお店としてどちらも末長く続いてほしいですね。

自家製中華そば としおか メニュー

 自家製中華そば としおか

ラーメン:800円
ラーメン:850円
メンマラーメン:1000円
チャーシューメンマラーメン:1250円

つけめん(並・中):850円
つけめん玉子:900円
つけメンマ:1050円
つけチャーシュー:1150円
つけメンマチャーシュー:1300円

塩ラーメン(並・中):900円
塩ラーメン玉子:950円
塩メンマラーメン:1100円
塩チャーシューメン:1200円
塩メンマチャーシュー:1350円

店舗情報

住所

東京メトロ東西線 早稲田駅【1番出口】徒歩6分

営業時間

11:00~14:00
※売り切れ次第終了

定休日

日曜日

 

ピックアップ記事

関連記事一覧