江戸川橋『三ん寅』新たに誕生した待望のすみれ暖簾分け新店
すみれ暖簾分け新店『三ん寅』
2019年。今年も多くの新店がオープンし、どんどんレベルの高いラーメン屋が増えていきました。
そんな中、特に話題を呼んだ期待の新店。なんと「すみれ」の暖簾分け店が新たに都内に誕生しました。
「すみれ」を語るにはまず欠かせないルーツであるのが、1964年に北海道は札幌にて営業を開始した「純連(すみれ)」。
惜しくも閉店されたのちに同店主が「純連(じゅんれん)」と名前を変えて再開され、その後長男へと店を譲られました。
一方、同店主の三男も新たにラーメン屋を始めることになり、そちらが「すみれ」という店名で営業を開始されました。
そして現在、それらをルーツにしたラーメンが数々のお店へと広がり、「純すみ」系という全国的に有名なジャンルとして確立しています。
そんな「純すみ」系のもととなる「すみれ」から暖簾分けされた店舗が2019年、東京 江戸川橋にて誕生しました。
その待望のお店の名は「三ん寅」。
オープン日は2019年10月29日。
「三ん寅」は「すみれ」の暖簾分け店としては5店舗目となります。
過去に「すみれ」から暖簾分けされたお店は4店。
「麺屋 彩未(美園/北海道)」、「大島(船堀/東京)」、「八乃木(発寒/北海道)」、「ラーメン郷(高座渋谷/神奈川)」。
どれも今では確固たる有名店として名を馳せる存在となっています。
そして今回、それに続く5店舗目の暖簾分けとして、「三ん寅」が江戸川橋にて誕生したのです。
「三ん寅」の店主はもとより「すみれ」で修行をされており、本店や京都店、はたまた新横浜ラーメン博物館店で店長をされていた方だそう。
それではこちら「三ん寅」のお店の方ですが、江戸川橋駅より徒歩1分。
席数はカウンター9席と、4人掛けテーブルが2つで8席の、計17席。
オープン後しばらくは「味噌らーめん」のみの提供でしたが、「醤油らーめん」「塩らーめん」の提供も開始されております。
三ん寅「味噌らーめん」
黄金色。これぞ「純すみ」系と一目で分かるルックス。
「すみれ」本家や他の「純すみ」系と比べるとやや明るめで、より白みを感じるのは白味噌でしょうか。
具には、まず目立つのがチャーシューの上のおろし生姜。見た目にも欠かせない一要素。
他には刻み青ネギ、極細メンマ、もやし、そして大判のチャーシューと、刻みチャーシュー。
また、スープと炒めた玉ねぎや挽肉なども入っています。
スープはこの系統のラーメンでお馴染み、ラードでアツアツ。
こちらの「三ん寅」は、膜が張って湯気が立たないほどではありませんが、それでもやはりアツアツで安心感すら覚えます。
しっかりとした豚骨ベースのスープに味噌ダレで、甘みと塩気が効いたマイルドな仕上がり。
その上で、味噌と野菜が相まって後味にやや甘みが立っている印象。
動物系と味噌、そしてラードによるコクの増幅も感じます。
さらにほんのりニンニクの香りと、生姜が味わいを引き立たせていて、挽肉や香辛料もいいアクセントになっております。
そしてこちらの麺は、北海道でお馴染み「西山製麺」による中細縮れ麺。
「純すみ」系、また「すみれ」といえば「森住製麺」のイメージかもしれません。
しかし、「すみれ」本家もリニューアルのタイミングで森住製麺から西山製麺に変えているようで、「三ん寅」もそれを受け継いでいるようです。
ぷりぷりとして口当たりが良く、少しボソッとした食感もまたクセになります。
麺にしっかりスープが絡み付く、美味しい麺です。
チャーシューは豚肩ロース。
絶妙な具合にホロホロとしていて、肉質もしっかりと味わえる絶品。
刻みチャーシューも適度にほぐれていて、2つのチャーシューの美味しさを贅沢に楽しむことができます。
ようやく都内では2つ目の「すみれ」暖簾分けのお店がやってきました。
ラーメン好き、味噌ラーメン好き、純すみ好き、さらには醤油や塩ラーメン好き。どの層の方が食べてもきっと満足できる貴重なお店であると思います。
三ん寅メニュー
味噌らーめん : 850円
醤油らーめん : 850円
塩らーめん : 850円
チャーシューめん(味噌、醤油、塩) : 1150円
麺大盛り : 100円増し
ごはん : 150円
ごはん(小) : 100円
チャーシュー : 300円
煮玉子 : 150円
メンマ(別皿) : 150円
ねぎ(別皿) : 150円
かまぼこ(別皿) : 200円
ビール(小瓶) : 400円
ビール(中瓶) : 500円
コーラ: 200円
オレンジジュース: 200円
ウーロン茶: 200円
店舗情報
住所
東京都新宿区山吹町362 プレステージ362
交通手段
江戸川橋駅から徒歩1分
営業時間
11:00~15:00
17:30~20:00
定休日
不定休