荻窪『味噌っ子 ふっく』濃厚、まろやか、花道イズムを継承する東京の味噌ラーメン
味噌っ子 ふっく
東京では、今も昔もお店が多いラーメンのジャンルは醤油ラーメン。
はたまた最近少しずつ増えてきているのは、綺麗で透き通ったような塩ラーメン。
そんな中、味噌ラーメンも決して負けてはいません。
そんな東京の味噌ラーメンの一角として一つの土台を築き上げたお店があります。
濃厚でとろみのある味噌が特徴な東京は野方のお店、「味噌麺処 花道」。
味噌ラーメンと言えば、札幌発の「純すみ系」と呼ばれるジャンルがまず浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
こちらはその「純すみ系」である「さっぽろ純蓮」のご出身でもあります。
しかしそのルーツを感じ取れながらも、オリジナリティを追求し自身のラーメンに反映した、まさに東京の味噌ラーメンとも言える味を出すのが「花道」なのです。
そこで今回ご紹介するのは、実はその「花道」ではなく、「花道」の出身店として荻窪で絶大の人気を誇るお店です。
その名も、「味噌っ子 ふっく」。
オープンは2018年10月1日。
最寄駅は荻窪駅で、およそ徒歩で10分程度の距離にあります。
こちらのお店の場所なのですが、なんと「花道」の二号店である「味噌麺処 楓」の跡地なのです。
またユニークな店名の由来ですが、「味噌っ子」部分は「環七土佐っ子ラーメン」、「ふっく」の方は店主ご自身のDJネームから取っているのだそう。
店内はやや狭めなカウンター9席。
味噌ラーメン専門店で、主なメニューは「味噌らーめん」と「辛味噌らーめん」の2つ。また「坦々麺」も提供されています。
もやしの増量が無料という嬉しいサービスもあります。
味噌らーめん
見るからにまろやかさがイメージできるような味噌ラーメン。
スープにはやや太めな黄色い麺が浮かび、食欲をそそります。
具材としては、チャーシュー二枚ともやし、他には挽肉、玉ねぎ、ネギ、メンマなど。
こちらは札幌の味噌ラーメンでよく知られる、中華鍋で野菜や挽肉、そしてラードと一緒にダシと味噌も炒めて作るラーメンなのです。
厨房では大きな中華鍋を振りながら、炎がボワッと上がってジュージューグツグツという音が響き渡り、食べる前から目が離せません。
スープは白味噌ベースのものと思われ、まろやかな濃厚さととろみが特徴的。
鶏や豚などの動物系もしっかりしていて、ニンニクや生姜も効いています。
とろみがより味噌のまろやかさと相まって、コクの広がりを際立たせているように感じられます。
ラードの効いた濃厚なスープですが決してくどくなく、優しさが表に出ていて絶妙なバランスとも言えるスープではないでしょうか。
麺は三河屋製麺による太麺。
ストレートではあるがやや弱めなウェーブが効いております。
もちもちとした食感がたまらなく、濃厚なスープとも相性が良い様です。
チャーシューは肩ロースのもの。
中々肉厚で、柔らかさもちょうど良い具合にジューシー。
また縁が焦がしてあり香ばしさもあります。
濃厚なスープに負けずインパクトのあるチャーシュー。このチャーシューのファンも多そうです。
まだ新しいですが、都内で特に注目を浴びていて行列の絶えない「味噌っ子 ふっく」。
もはや確立された東京の味噌ラーメンの一角を成すお店として、今後もどんどん有名になっていくのだろうと期待が膨らみますね。
味噌っ子 ふっくメニュー
味噌らーめん:800円
味玉味噌らーめん:900円
ちゃーしゅー味噌らーめん:950円
辛味噌らーめん:850円
味玉辛味噌らーめん:950円
ちゃーしゅー辛味噌らーめん:1000円
坦々麺:860円
味玉坦々麺:960円
ちゃーしゅー坦々麺:1010円
麺大盛:100円
麺特盛:150円
味玉:100円
ちゃーしゅー:150円
メンマ:100円
ねぎ:60円
コーン:60円
らいす:100円
ちゃーしゅー飯:300円
T.K.G.:200円
アサヒスーパードライ(中瓶):500円
ハイリキ(プレーン):400円
ハイリキ(レモン):400円
三ツ矢サイダー:150円
黒烏龍茶:200円
店舗情報
住所
東京都杉並区上荻2-40-11 四面道ビル 1F
交通手段
JR中央線「荻窪」駅北口より徒歩10分
営業時間
月:11:00~15:00
水~日:11:00~15:00, 18:00~21:00
定休日
火